うお旅プレミアム【パイロット版②】


ハンモックのような椅子にすっぽり座って

海を眺めながらの読書は

誰にも邪魔されない私だけの静かな時間。


それにしても紹介してもらったこの本が面白い。

このグランピングを経営している方たちの本だそうだ。


「糸島ブランド」って正直言って良く分からなかったけど、

結局はこういった面白い人たちのチャレンジ精神こそが

一番のブランドなんじゃないだろうか。ってそんなのどうでもいっか。


波の音、風、

包み込まれるようなハンモック椅子の座り心地…


いつの間にかうとうと寝てしまっていたようだ。


ゆっくり起き上がると目の前には大パノラマの夕焼け。

しばらく見入っていると夕飯の支度が始まった。


今日の夕飯は


「地魚の炭火焼きと糸島ブイヤベース」


地魚の炭火焼きは、スペイン・バスク地方の名物料理の一つだそうだ。


向こうでは平目が名物らしいが、糸島なら真鯛やろ!

旬の巨大カマスと一緒にじっくり炭火焼き。

前菜の「ポタコサラダ」や「自家製アンチョビガーリックトースト」

をつまみながら、焼き上がりを待っていると


「今日は久々にヤイトガツオが入荷しましたので宜しければこちらも」 と急遽カツオのお刺身もサービスしてもらった!


カツオと言えばタタキ!

稲わらで一気に焼いたヤイトカツオを豪快に切って

スダチと「またいちの塩」をかけてタタく!


たったそれだけなのに信じられない程美味しい!


「バスクの伝統的な料理法が炭火なら、糸島の伝統的な料理法は稲わら焼きだと思いまして笑」


聞けばこの稲わら、さっき通り過ぎた松末の農家さんから

分けてもらったそうだ。


「伝統は守るもんじゃなくて自分達で作り出すものなんだ」


そういえば昔読んだ本にそんなことが書いてあったような気がする。


最初に合わせるお酒はバスクの地酒「チャコリ」

微発砲の辛口のワインが、地魚にあうのなんのって…


そうこうしている間に「地魚の炭火焼き」が焼きあがった!

めちゃくちゃ美味い!

じっくり焼き上げたお陰で、身がホクホク!


こうなったら糸島の地酒「シライト55」を飲もう。 寒くなってきたら熱燗も最高だろうな。


そしていよいよメインディッシュの糸島ブイヤベース!

う、美味過ぎる… なんなんだこの旨味は!


何でもエビ漕ぎ漁という地エビを取る漁法で獲れた小魚を 内臓ごとじっくり9時間かけて煮込んだそうだ。


どうりでエビの味やカニ味噌のような味がすると思ったら

海老自体は入っていないらしい。


「季節によって味は変わります」

正にこのときこの場所でしか食べられない味だと思った。 美味しい地魚に美味しいお酒、そして極上の物語。

食事後は焚火の火を見ながら夜は更けていった…

(つづく)

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